コンセプト

アーティストとは、どんな形や規模であれ、内なる自己の意識を見つめると共に外へ表現しようとすることに生きがいを持ち、行動する人の事だと思います。僕自身も、そんな1人。それは誰もが持っている感情なのかもしれません。
これまでに、そのための様々な手法を模索してきました。絵画・イラストレーション表現など平面に主として取り組んでいますが、アニメーションも制作し、モチーフとしてフィギュア(人物)、風景、キャラクターなど様々です。ただ、どんな形態の作品であれ、一貫してそこにあるのは『幸福を感じ、求め、共有したいという意識』のような気がします。キャラクター表現による作品でより際立つ「楽しさ」「笑い」「笑顔」もそこに含まれます。それはなぜかを以下に書くことにします。
今、自分が制作活動を続けているのには、直接のきっかけがもちろんあります。
少し話は変わりますが、ここ最近、情報メディアのデジタル化が急速に普及し、世界規模で数分前の出来事さえも瞬時にニュースで知ることが出来るようになりました。情報が多くなった分だけ、これまで知らなかった人間の負の部分にも目を向ける機会が多くなりました。身勝手で許しがたい犯罪とその犠牲による人の死、理不尽や不満、宗教紛争、戦争。最近そういうニュースが絶えません。ダビンチも言っているように"戦争"は人間の最大の愚かさであり、“個人間"の争いが拡大して“国家間"になればそうなります。それを知って大抵思う事、「人間って何なんだ?」

それは10年前の一枚の絵との出会いで感動したポイントにも繋がるし、その意思には間違いは無いと思える。だから、変に毒さを出すような作為を持たず、ありのまま、感動するまま、自然体でテーマを貫きたいと願っています。
このような色んな出来事や想いが現在進行形で絡み合って、今の自分の作品制作のスタイルとテーマを築いているのでしょう。ただ、まだ今は、終わりの無い旅の途中にいる感じです。作品を創り続けることは、自分をもっと知る為の、自分にとっての唯一の方法なのかも知れません。自分探しの旅でもあるのです。
奏 ‐フルート‐ 2005 (c) HidehiroUeoka
ティー 2001 (c) HidehiroUeoka
